2010年03月09日

15〜16世紀は欧州では宗教改革の時代でした。
カトリックの「教会にお金を払えば死後、地獄での刑期が10万年ぐらい減るかもよ」
とかいうような(地獄落ち前提かよ!)
「免罪符」は信仰心の高い信者には特にいただけないシステムで、
宗教、キリスト教のあるべき姿を取り戻そう、という運動が各地で起こるきっかけになりました。
そしてドイツ方面を皮きりに改革の波がヨーロッパを覆うことになったのです。

一方、イギリスは大陸とはまた別な問題で宗教の改革に至るとこになりました。
カトリックとしてローマと同じ道を歩いていたイギリスの国教会が、
ローマの干渉を非常にウザがり始めたことがひとつ、
そして、当時の国王、ヘンリー8世の浮気問題が改革の直接的引き金になります。
愛人を作ってそっちのが良くなってしまい、妃と離婚をしようとした
ヘンリー8世ですが、ローマ教皇の一喝で離婚を却下されてしまいます。
そこでヘンリー8世は、ローマ教会と絶交し、離婚の自由を手に入れました。
挙句、ローマのやり方に不満を持っていたイギリス国教会にうまいこと働きかけて、
国教会の地位や権利、財産までも牛耳ってしまいます。

そんなこんなで、イギリスでもやっぱり
「王様が霊的主権まで掌握するのはどうかと思う」とか
「もとはと言えば王様の離婚問題という個人的問題なのに・・・」とか
そんな感じの不満を持つ、反抗勢力が沸いてきたわけです。

そういった反抗勢力のうち、
「イギリス国教会のあるべき姿に戻ろうや」という態度の勢力は「ピューリタン」、
「なんかもうイギリス国教会もカトリックもやんなっちゃったから、
俺らで好きにしようや」という態度の勢力は「ピルグリム」と呼ばれます。

反抗勢力は弾圧を受け続けました。
信仰の自由を求めるために国外に亡命するものもいました。
そういった亡命者の中に新天地、アメリカに渡り、理想国家の建設を目指した集団もいました。
そんな集団のうち、アメリカ行きの船「メイフラワー号」に乗り込み、
マサチューセッツあたりを勝手に開拓したピルグリムたちと船客の102人、
彼らは「ピルグリム・ファーザーズ」と呼ばれました。

ピルグリム・ファーザーズは漂着したアメリカ大陸のプリマスで、
インディアンたちとギスギスしたり適当な誓約を交わしたりして、入植。
このときの誓約はアメリカの初の憲法の基礎に組み込まれています。



メイフラワー号に乗り、アメリカに渡り、
その地で真の自由を求め活動したピルグリムたち。
別の名を「ピルグリム・ファーザーズ・クルー」。


おや? ピンときましたね?


そうです!!


彼らのフリーダムな精神を受け継ぐ飲料こそ

eww190.jpg


「ピルクル」なのです!!

インディアンを虐殺したりとか土地を植民地化したりした、
みたいな闇の部分はスルーしつつ、

「彼らの持つ人生の新しい可能性に向けてひるむことなく
チャレンジする精神にあやかるべく、
また、お客様がいつもフレッシュで健康な日々を送られるよう、
願いを込めて商品名といたしました。」

こんな願いがこめられて商品が命名されたみたいです。
なんか歴史をひも解いてみたらフレッシュな気分とは程遠くなってしまいましたけども・・・


まあそれはさておき、
ピルクルはいわゆるヤ●ルトですが、
ヤクル●がL.Casei菌の「シロタ株」を使用しているのに対し、
ピルクルは「NY1301株」を使用しています。NY1301のNYはニッシンヨークのNYです。
菌の何が違うのかは謎です。


20世紀のはじめごろ、乳酸菌が身体に良いのではないか? という考えが生まれて来ました。
「ブルガリアに長寿が多いのはブルガリア人がヨーグルト食い過ぎだから」という
ウルトラアカデミックな思考、それが乳酸菌健康説アイディアの原点です。

しかし、ブルガリアヨーグルトのビフィズス菌は、胃酸に弱く、
その活躍場所である腸にたどり着く前にほとんど死滅してしまう、
ということがほどなく判明します。
でも、乳酸菌の類が腸になんらか良い影響を及ぼすことは、さまざまの実験で明らかでした。
そこで、なんとか乳酸菌を生きたまま腸まで届けられないか? という発想のもとに、
研究され、強化培養されたのが、ヤクルトやピルクルの乳酸菌です。


ヤクルトの量は、1日に必要な乳酸菌の量から来ています。
一日一本、あれだけのめば十分だ、ということです。
あの瓶の独特な形状は、ベルトコンベアのベルトに適合する形だから、という理由とともに、
量が少ないので一息で飲みきってしまわないよう、
味わって飲んでほしい、という考えが含まれています。

ピルクルも、ヤクルトと同じ「一日必要量」をオススメしています。
パッケージの裏を見ると、栄養価は500mlあたりでなく、
ヤクルトと同じ65mlあたりの数値になっています。


・・・ヤク●ト丸パクリってことなんでしょうか・・・(笑)
まあ実のところは「特定保健用食品」というライセンスのために、
基準に従う必要があって云々、というところでしょう。




というわけで、前置きが長くなったうえに
●クルトの紹介になってしまった感があるところでテイスティング。


ごくごく。


・・・っ



65mlを推奨しておきながらも500mlサイズなだけあって、
必要量以上飲むのが当たり前なことを想定してのことか、
●クルトより若干スッキリとした味わいです。
かといって味が薄いということもなく、量に対して適切な飲みごたえ。

んまいです。


ヤ●ルトでは飽き足らない、量が不満、というヤクルト信者は
ヤクルト教から分離し、ピルグリム精神を発揮してピルクル教に改宗すべきでしょう。
「元気クルクル!」の合言葉が秘蹟です。

しかし、ヤクルトは量が少ないからこそヤクルトであり、
あの濃厚な味は後にも先にもヤクルトだけ、と考える
敬虔なヤクルト信者は、ピルクルをサタンとし、ピルクル信者を迫害しましょう。


まあ、私の宗教観では神はネクターだけであり、
ネクターに近づこうとするものこそ聖人です。
今年、今のところ「プレミアムカルピスあまおう」と
「明治・メロン・オレ」が列福されています。



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posted by えり at 20:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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