2010年06月13日

071121

よりぬきえりちゃん 2007年11月21日
「AD1000」


 

ATH-AD1000レポート
(文責:スーパービジュアルオーディオライター・マタドールEri)

ew401.jpg






先日注文したAudio-Technicha製のミドルエンドヘッドホン
ATH-AD1000が私の手元に届いたので、早速レビューしたいと思う。


試聴に使う曲はもちろん、

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シブがき隊の「スシ食いねェ!」だ。

このハイグレードなヘッドホンでこの曲を聴いた場合、
実際どれだけスシが食いたくなるかをレポートしていきたい。


では、ヘッドホンを装着し、プラグをUSBオーディオにつないで
プレイヤーを起動。シブがき隊専用フォルダから「スシ食いねェ!」を
素早くチョイスし、さあいよいよ再生だ。





「ヘイ ラッシャイ!!」



ぶわっと両の耳に広がる、威勢のいい掛け声。

やや古ぼけたのれんをくぐって入り口の木戸を開けるとそこには
白髪に角刈りの頑固そうな親方、イナセで血気盛んそうな若い衆。

そんな情景がまるで眼前すぐに広がってくるようだ。
これがこのヘッドホンのパワーなのか!



「トロは中トロコハダアジ・・・」


弾むようなマリンバとタイトに打ち込まれたシンセベースのシークエンスが
ガラスケースの中に整然と並べられた新鮮なネタをイメージさせる。
解像度の低いヘッドホンだと埋もれがちなシンベの細かい刻みも
クッキリ描き出しているからこそ、ひとつひとつのネタの鮮度も伝わってくるというものだ。



「アガリ、アガリ、ア、ガリガリガリガリ・・・」


「アガリ」と「ガリ」をかけたセンスあふれるダジャレがディレイエコーで炸裂する。

お茶の温度は65度、熱すぎず、ぬるすぎず・・・
出されるおしぼりは湯気立ち清潔感あふれる純白さ。
コイツで顔をグイっと拭きたいところだが、

さきほどからこのヘッドホンより出力されるエレガントな音のせいか、
銀座の高級店にいるような錯覚に筆者はとらわれている。

格式や作法にはうるさくないが、スシを味わう緊張感がピンと張り詰めた良店のムード。
私は知らず知らずのうちに紳士の振る舞いを求められている気がして、
おしぼりで顔を拭くのはヤメた。手の脂をきっちりふき取って、スシを味わう準備をしようではないか。


「タコの頭はまんまるで、三角野郎はイカの耳」
「タイにホレるは子持ちのワカメ」
「ヒラメの縁側縁結び」



イナセな若い衆の軽いトークのような小気味いいフレーズ。
親方の「オイ、口より手ェ動かせ」という小言も聞こえそうなものだ。

ところで、タコの頭やイカの耳、子持ちワカメはスシネタなんだろうか?



そんなことを考えていると、ついに、ついに握りがカウンターに並べられる。
平成生まれの子でも知っているといわれる、超有名なサビだ!


「スッシッ クッイッネェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」


フッくん、ヤッくん、モッくんのほとばしる若いパワーが耳間ではじけた。
三人の声が53mm大口径ドライバーからあふれ出る。
三人の声が別々に聞き取れるほど解像度が高い。
しかし、決してバラバラに分離はしていない。


ああ・・・、食いたい。
スシを食いたい。もうたまらない・・・!!



サビの余韻に浸る間もなく、フッくんとおぼしき声でセリフが入る


「オヤジ、ハウマッチ?」


「ハマチ」と「ハウマッチ」をかけた、これまた江戸のエスプリがふんだんに利いた洒落だ。
歌の最後を洒落でシメる、いわゆる落語の地口オチ。いかにも江戸前の心意気。


ふう・・・・

このヘッドホンで聴けば「スシを食いたくなる」ではなく、
「スシを食わずとも食った気分になる」。
もう満腹だ。
さすがオーディオテクニカの技術の粋を集めただけはある。


一家に一台、スシ好きのオーディオファンは所持しておいて損はないだろう!!



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posted by えり at 04:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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